21年3月期配当 増配ストップ!このまま持ち続けて大丈夫?9437NTTドコモ

2020年3月期決算は減収減益

9437 ドコモ株価

NTTドコモが発表した2020年3月期の決算は、営業収益は前年同期比3.9%減の4兆6513億円、営業利益は前年同期比15.7%減の8547億円と、減収減益となりました。
主力の通信事業で、大容量プランの「ギガホ」と段階制プランの「ギガライト」など、月額利用料を従来の最大4割値引きしたスマートフォン向けプランを展開したことや、端末の販売台数が減少したことが原因となります。

2019年度 決算概況
2019年度決算 セグメント別実績

この減収減益は想定内!?

以前ブログでも書きましたが、この決算は想定内ではないでしょうか。
NTTドコモから配当金21,000円をゲット

政府が「携帯会社儲けすぎた!値下げしろ」発言に配慮し、通信料金を割り引いた新料金プランを発表した中で、増益決算を出す事は出来ないはずです。

実際に、ドコモが値下げとなる新料金プランを1年前に発表した直後は、営業利益 前期比18%減8300億円となる記事が1年前に出てきました。
実際の営業利益は8547億円でした。

ドコモは新プランによる値下げが浸透すれば、「19年3月期に比べて累計で4000億円の減益要因が発生する」と指摘する。4000億円には端末補助を縮小する影響も含まれる。このうち今期は2000億円程度が発生し、連結営業利益は8300億円と前期比18%減る見通しだ。

非通信事業の利益も伸びる。クレジットカードを中心とする金融・決済サービスが好調に推移し、非通信事業は「来期に(今期予想の127億円を上回る)300億円~400億円の利益上積みを見込む」(広門取締役常務)。このほかにも、全体で500億円~600億円規模のコスト削減に取り組む。

2019/6/4 日本経済新聞 電子版 NTTドコモ、「値下げ減益」からの復活シナリオ
5Gへの取組

5Gへの投資を加速させており、新型iPhone12も5Gに対応すると言われております。

6期続いた増配がストップ 配当額は20年で60倍

6年続いた増配はストップしてしまいましたが、過去にも増配がストップしても、その後増配となっています。好調な通信事業やスマートライフ領域の成長を踏まえても、今後増配される事を期待していきたいと思います。

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